お掃除のとき、しつこい汚れを取るには洗剤はかかせないものですよね。
でも、小さな子供がいたり、ペットなどを飼っていてあまり強い洗剤を使いたくないという方もいると思います。
そんな時にはアルカリ電解水が活躍します。
でも名前は聞いたことがあっても、どんなものなのか詳しくは知らない方も結構いるんではないでしょうか?
そこで今回の記事では、お掃除や除菌に大活躍のアルカリ電解水についてお伝えしていきます。
アルカリ電解水ってどんなもの?
まずはアルカリ電解水とは何なのかを説明しますね!
成分について
アルカリ電解水の全成分は水です。
ただ普通の水と違う点は、phが強アルカリ性という点です。
だいたいphが11以上を強アルカリ性というのですが、アルカリ電解水はこの強アルカリ性にあたります。
ご存知だと思いますが一応アルカリ性の反対が酸性で、中間が中性です。
この強アルカリ性で汚れを落としたり、除菌ができたりするんですね。
また、水から出来ているものなので安全性も高いといったメリットもあります。
どうやって作られているのか?
アルカリ電解水は水を電気分解して作られています。
学校の理科の実験でやりませんでした?電気分解。
これには専門の器具が必要となるので家庭では作る事は難しいでしょうね。
でも、アルカリ電解水は成分が全て水なので価格は安いです。
100円ショップにも売っていますので、あなたが実験マニアではない限り購入しましょう。
アルカリ電解水の活用術
ではアルカリ電解水はどんな風に活用していけばいいのか紹介していきます。
酸性の汚れに
酸性の汚れを落とすには正反対の成分のアルカリ性が効果を発揮します。
もちろんその逆にアルカリ性の汚れを落とすには、酸性が効果を発揮するんですね。
アルカリ電解水は強アルカリ性なので、水で出来ているとは思えない位に酸性の汚れにグングン効きます。
酸性の汚れはこのようなものです。
メモ
- 油汚れ
- 皮脂汚れ
- 血液汚れ
これらの汚れが酸性汚れ。
アルカリ電解水は、安全性が高いため特にキッチンでの使用と相性がいいです。
油にまみれて固まった五徳や、ホコリと油が混じってドロドロになった換気扇フィルター、食べ物の飛び散りで汚れた電子レンジ内などはアルカリ電解水の出番です。
しつこい油汚れにはシュシュっと吹きかけて、30分~1時間ほど漬け置きしたあとにスポンジなどでこすれば油汚れが綺麗に落ちます。
phが高くても時間が経てば通常の水の成分に戻るので、もし拭き残しがあっても安心です。
反対に使わない方がいいのが、アルミや銅などの金属類や革製品、車の塗装部分、宝石などの貴金属などです。
これらの部分に使用するとシミや色落ちの恐れがあるので、やめておきましょう。
除菌水として
アルカリ電解水は除菌水としてテーブルやまな板、ドアノブなどの除菌にも活躍します。
昨今ではコロナウイルスの影響で、除菌をする機会が増えており、これから先も除菌というものは重要なファクターとなっていくと思われます。
全成分が水で出来ているアルカリ電解水は、洗剤残りもありませんので、小さな子供やペットが使う場所の除菌にも安心して使う事が出来ます。
注意点
アルカリ電解水を使う際に注意点もあります。
時間が経てば、アルカリ性は失われ安全だといっても元は強アルカリ性です。
アルカリ電解水を素手で触ると、ヌルヌルと皮脂を溶かしてしまいます。
なので使用する際は、出来ればゴム手袋をしてくださいね。
あとは、もちろん口や目に入ると危険なのでそこも気を付けてください。
まとめ
アルカリ電解水について紹介しました。
掃除にも使えて除菌も出来るアルカリ電解水は、安くて安心で洗浄効果も高いものです。
手にも入りやすいので、洗剤を使いたくない場所のお掃除にぜひ使ってみてください。