僕はけっこう長く清掃業に携わってきていますが、その経験から言える事があります。
清掃業は女性がめちゃくちゃ活躍できる職業であると!
男だから女だからと言ってしまうと、昨今の性差別にあたるなどと言われるかもしれませんが、そんなつもりではありません。
だって、男性と女性では得意なことが絶対違いますもん。
筋肉量だって違いますし、脳の作りだって違う事が証明されていますよね。
僕はこれまで女性の方を雇っていたこともありますし、一緒に仕事をしたこともたくさんあります。
一般的に清掃業はその内容から女性の割合がとっても低い業種です。臭いとか汚いとかのイメージがあるという事なのだと思います。
僕は女性と一緒にお仕事していく中で、いろいろと感心する事がたくさんあり、女性こそ活躍できる業種なのになと常々思っていました。
今回はそんな事を書いていこうと思います。
女性が清掃業に向いていると思った理由
ある時僕はアルバイトを雇おうと思い、募集を掛けました。
いつもなら男性の応募がちらほらきて、面接をして採用ということになるのですが、その時は最初の応募が女性の方でした。
話をしてみると、丁寧で真面目な印象を持ちましたので是非お願いしたいと、採用させていただきました。
僕、男性社員、その女性と3人1チームでビルの清掃をする現場で一緒に働く事になりました。
期待通り彼女は一生懸命働いてくれました。
しばらくして仕事に慣れたころ、彼女が僕にこんな事を言いました。
「いつも思っていたのですが、あの場所は手を付けないのですか?私は出来ればやりたいのですけど・・・」
たしかに僕と同僚の男性は、「まあここはいいか」と思って手を付けていない箇所がありました。
サボっていたつもりはないのですが、どこかなあなあになっていたのかもしれません。
その彼女の申し出にハッとした事を覚えています。
また、それに近い出来事が何度もありました。
その時に女性ならではの視点って大切なのかもしれない。と思い僕は積極的に女性を雇うことにしました。
もちろん中には失敗だったなと思うケースもありますが、おおむねみんなよく気が付くし、一生懸命働いてくれました。
その頃から僕は、女性が清掃という悪いイメージで働き手になりづらいこの世の中はどうなんだろう?と思うようになりました。
清掃業全体で取り組まなければならない問題
清掃業は人材がとても不足している業界です。
少子高齢化や低賃金などの問題が山積みなのです。
また、キツイ・汚い・臭いといういわゆる3Kのイメージも付き纏っています。
何かよっぽどの理由がないとわざわざ清掃業を選ぶ女性は、そりゃいないよなって思います。
でもですね、女性はやっぱりよく気が付くし、人当たりも柔らかです。
家庭では男性と比べるとお家の掃除もやっている方が多いでしょうし、ということは清掃という仕事は相性も良いはずです。
人材が不足しているのなら、その理由を元に解決策を考えていかないと改善できません。
もっと清掃業界全体で取り組まなければならない問題だと思います。
そのためには、賃金の水準を上げて、イメージをもっと良くしていかないといけないですね。
元々女性は清掃業で大活躍できる能力を持っているのに、魅力的な職業ではないから選ばれないといった悲しい理由があるということ。
僕は出来るだけ女性が活躍できるような環境を作り上げていこうと思っています。
まとめ
今回は女性が活躍できる清掃業についてお伝えしてきました。
女性が活躍できるのに、働きたくないという今の現状はもったいない!
もし女性で興味があるという方は気軽にメッセージください。
臭くない・汚くない・きつくない働き方もありますからね。