今回は「排水管清掃作業監督者」という資格についてです。
聞きなれないかもしれませんが、この資格はれっきとした国家資格。
建築物の排水管の清掃作業を監督を行なえるようになり、もし建築物排水管清掃業を登録するのなら必須の資格です。
国家資格ながらすごく易しい資格ですので、取得までの道は楽勝です。
どんな資格なのか解説していきます。
排水管清掃作業監督者の資格概要
まずは排水管清掃作業監督者とはどんな資格なのかを解説していきます。
実施団体
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センターが厚生労働大臣への登録を受けて実施しています。
受講内容
次のような各講義を4日間に分けて受講し修了すれば取得できます。
建築物環境衛生 | 2時間 |
排水衛生概論 | 2時間 |
建築設備概論 | 5時間 |
作業の安全管理 | 2時間 |
排水管清掃各論 | 15時間 |
試験 | 1.5時間 |
合計 | 27.5時間 |
受講料は45,000円となっており、100名までの受付となっています。
定員に達すると受付が締め切られるので注意が必要です。
試験が行われる場所ですが、東京、大阪、北海道、宮城、福岡、愛知となっています。
気になる合格率は?
試験は一応ありますが、合格率はほぼ100%なので、真面目に講義を聞いておけば確実に受かります。
こんな方におすすめ
排水管清掃作業監督者は、建物の排水管の清掃を行う時の監督者として必要な資格です。
建物の下に設置されている下水道の配管などに異常が出れば大変です。
定期メンテナンス
- 清掃作業
- 浮遊粉塵の量のチェック
- 水漏れの有無のチェック
- ひび割れや破損はないか
- 排水管の材質に問題はないか
こういった作業をするビル管理会社などに就職する他、ご自身で排水管清掃作業を取り扱うビジネスを立ち上げる時に必要となってきます。
また排水管清掃をするという事が直接の業務にはなくても、建築物について勉強したいという方も取得を目指すのもスキルアップという点でおすすめです。
なにより国家資格がほぼ受けるだけで、手に入るという資格も珍しいからです。
まとめ
排水管清掃作業監督者についてお伝えしました。
全ての建物には必ずと言っていいほど排水管はあります。
排水管があり続ける限り、それを管理する人(仕事)はなくなりません。
今後注目の資格となっていくとしても不思議ではありませんので、もし興味のある方は取得してみるといいと思います。