特殊清掃という仕事について

武田
こんにちは!武田です。

あなたは「特殊清掃」って聞いたことがありませんか?

あまりなじみがない言葉だと思いますが、もしかすると知っている方も意外とおられるかもしれません。

特殊清掃はいわゆる孤独死や病死などで亡くなったまま長期間経過し、汚れてしまった部屋などを清掃するお仕事のことです。

この特殊清掃は僕たち一般の清掃業者が普段する事はなく、特別な業態になります。

今回はこの特殊清掃について紹介していきます。

特殊清掃についてもうちょっと詳しく

特殊清掃というのは冒頭でお伝えしたように、人が亡くなり、誰にも知られず長時間経過したために汚れた部屋を清掃し原状回復するお仕事です。

人が亡くなると遺体は夏場では1日~2日で、冬場でも1週間もかからずに腐り始めます。

最終的には骨になるのですが、腐る過程で体液が染み出たりします。

この染み出た体液がマンションの床や畳などに浸透し、酷い時には床下まで染み込んでしまいます。

この汚れやニオイを綺麗な状態にしていくのですが、現実にはそう簡単な話ではありません。

ゴミ屋敷のような所で作業するケースもよくあるし、ハエやウジなども当たり前に大量に発生しています。

なにより体液から発生するニオイというのが、強烈と聞きます。

清掃はもちろん消臭や除菌をしっかりと行い、遺族が遺品整理をするためだったり、次の入居者が住めるようにしたりします。

特殊清掃業をするには

まず特殊清掃というお仕事についてですが、この記事を読んでわかるようにかなり過酷な仕事です。

また、死体から出た体液や血液などから常に感染症のリスクもあります。

安易な考えだったり、怖いもの見たさなどで興味を持つという事ならおすすめは出来ません。

お金がたくさんもらえるという都市伝説のような話もありますが、実際にはそこまで貰えるわけでもないようです。

それでもあなたがもし、本当に特殊清掃業をしたいと思ったのならぜひ知っておいてほしい人がいます。

高江洲敦さんという人で、事故現場清掃人として著書も出されているプロ中のプロです。

この人はこの仕事を通して「孤独死をなくすこと」を自らの使命として活動されておられます。

ただやみくもに仕事として特殊清掃を行っているのではなく、一連の言動から故人に対する想いが感じられます。

ぜひこちらの記事を読んでみてください。

プレジデントオンラインの「人は死ぬと腹が割れる」腐敗した遺体に向き合う特殊清掃人の"一番つらい仕事"という記事です。

これを読んでもまだ特殊清掃がやりたい!と思った方は

「遺品整理業者」や「特殊清掃専門 ハウスクリーニング業者」

などを求人で調べてみるといいと思います。都市部では大体募集されています。

またマイナーな民間資格ですが事件現場特殊清掃士という特殊清掃についての資格もあるので、こちらも気になった方は調べてみてください。

まとめ

すでに日本は高齢社会にあり高齢者の単身世帯が爆発的に増えています。

という事は、残念ながら孤独死の件数も伸びていきます。

よって特殊清掃業は、これから需要が増えていくことは確かなことでしょう。

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