あなたはお掃除に「金たわし」は使っていますか?
フライパンや食器などの頑固な汚れや、シンクの汚れにごしごしと強力に効いてくれるので使っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、使い方には特に注意が必要な掃除道具でもあります。
今回はそのあたりの注意点をお伝えしていこうと思います。
頑固な汚れは金たわしにお任せ
金たわしは、僕たちハウスクリーニング業者も清掃道具の一つとして重宝しています。
特にキッチンなどの焦げ付き汚れや錆汚れを落としたい時に使ったりします。
普通のスポンジやたわしと違って、鉄やステンレス、真鍮などの金属を加工して作られているので摩擦力に優れています。
つまり汚れを落としていくというより、削っていくといった感じですね。
コンロなどの焦げ付きは、重曹水などで漬け置きしてからこすると大体落とせますが、だいぶ時間が経っている頑固なものは落とすまで結構時間がかかったりします。
ハウスクリーニングでは時間が命!なのである程度漬け置きしたら、金たわしでごしごしと削っていきます。
また、蛇口に発生する青錆なども金たわしを使って削ってあげると、新品のようにピカピカになります。
洗浄力抜群の金たわしは、正しく使うとしっかりと汚れを落とせて時短にもつながります。
金たわしを使う際の注意点については次に解説します。
金たわしを使う際の注意点
金たわしはとても便利な掃除道具ですが、致命的な弱点が2点あります。
それは
- キズをつけやすい
- 混入のリスクがある
という事です。
キズをつけやすい
その洗浄力の高さから、洗浄物に対してキズが付きやすいです。
フライパンや鍋などの底は、焦げが付きやすいので金たわしでこすりたくなるかもしれませんが、間違いなくキズが付くのでおすすめしません。
表面にたくさん細かなキズが付くので、料理の際に焦げ付きやすくなっちゃいます。
またプラスチックや陶器などにもキズを付けてしまうので使えません。
混入のリスクがある
洗浄中に金属製の繊維が細かくちぎれてしまいます。
その細かな金属片に気づかずに洗浄が終わり、その後に何かに混入してしまうといった恐れがあります。
よくあるのが、料理に混入してしまうといった事です。
口の中に入ってしまい、細かな金属片が口の中を傷つけてしまう。考えただけでも怖いですよね。
この事は全国的に問題になった事もあり、飲食店では金たわしを使わなくなったところも多いです。
ですので、調理に直接関係のあるものに対しては金たわしは使わない方がいいです。
もし使ったとしても、しっかり洗い流してから目視で確認する事は絶対にしてほしいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
使い方さえ間違わなければ、本当に金たわしは便利な道具です。
使用する際は、キズと混入のリスクに気を付けてくださいね。