世の中には多くの清掃業者があり、それらが競合としてシェアを奪い合っています。
といっても清掃の仕事はたくさんあるので、そこまで熾烈な競争ではないのですが・・・。
しかしながら、中には売り上げが振るわず廃業していく業者もあります。
清掃業として売り上げを上げ続け成功していく為にはさまざまな要因はあれど、結局は「清掃のクオリティ」を高めていく事が一番の近道であるといえます。
今回は、僕が清掃業で重要視している「クオリティ」について解説し、なぜ成功しているのかといった理由をお伝えしていきます。
多くの清掃業者に見られる共通の課題
多くの清掃業者に見られる共通の課題は何だと思いますか?それはズバリ「清掃の質が低い」という事です。
清掃の質(クオリティ)が低いと、いざ掃除をした後にクレームを受ける羽目になります。
清掃のプロとして受注したはずなのに、これはどういった事なんでしょう。
その理由の一つとして、まずは受注した料金と作業内容が合わないからという事があると思います。
例えば1時間の清掃を1万円で受けたけど、現場があまりにも汚くてきれいにするには2時間かかる場合などです。
こういった場合、清掃業者としては2時間もかけていては当然儲けになりません。
ではどうしようと考えた時にだいたい次のような事になります。
細かな部分は置いておき、目につく範囲を清掃して見た目には綺麗に見えるような作業を1時間かけてやる。です。
また、清掃を依頼するオーナーや管理会社が「当然ここまでは清掃範囲だろう」と考え、清掃業者は「この作業は別料金になるのでやる必要はないな」など作業内容の乖離がある場合も多いです。
こうした事は特にしっかりと契約時に話が出来ていなかったり、相場より低い料金になりやすい下請けで起こりがちです。
清掃業者としては、サボってやろうと考えてやっているわけではないので難しいところです。
成功するために差別化をしよう
とはいっても、他の業者と同じ事をし続けていても何も変わりませんので、差別化を考えないといけません。
その差別化はご察しのとおり「清掃のクオリティ」を上げる事ですね。
極端な例ですが、先ほどの1時間の料金で受けた2時間かかる作業を2時間かけてやるという事。
これは最初はとてもキツイと思います。
ただでさえ薄利なこの業界です。とても割に合わないと感じてしまいそんな割に合わない事やりたくないと思うかもしれません。
逆に言えばだからこそ、多くの業者がその「清掃のクオリティを高くする」という簡単な事ができないでいるのです。
こういった事を続けていくと、依頼する側から「この業者は他とは違うな」と必ず認めてくれます。
だいたい依頼する側も同じような業者にうんざりして、質の良い業者を探している事は多いです。
だからそうした話は業界で噂を呼びやすく、依頼が多くなってきたり、単価も上げていく事が可能になります。
実際に僕はこうしたやり方で売り上げを伸ばしていく事ができました。
クオリティを上げる事でクレームも来なくなるので、心配の種もなくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
僕たちは清掃のプロです。清掃のクオリティを上げる事は簡単なことなんです。
清掃業で成功しようと思っているのなら、目先の売り上げの事を考えるのではなくこういった長期での視点を持つことが大切です。
やれば絶対に成功する方法なので、ぜひ実践していってくださいね。