今回のテーマは「ニーズに応えられる人になろう」です。
特にビジネスをやっている人には、重要なことです。
市場にどのようなニーズがあるのかをリサーチし、そのニーズを満たすサービスを提供していくのがビジネスの本質であるからです。
もちろんもっと身近にあるニーズに応えていく事も大切です。
それを意識するだけで、あなたの事を必要としてくれる人が増えていき、より豊かな人生になるでしょう。
ニーズとは?
ニーズとは英語でNeedsで直訳すると「需要」や「求めているもの」といった意味があります。
ビジネス的な解釈では、「見込み客の欲求」といった意味合いで使います。
また、ニーズの中にも次の2つの意味があります。
潜在ニーズ
潜在ニーズとは、潜在(隠れている)ニーズの事。
見込み客自身が気づいていない(又は行動に現れていない)ニーズってなかなか想像しにくかったりするかもしれませんが、実はたくさんあったりします。
例えば、マンションのオーナーさんが「エントランスを綺麗にしたい」と思ったとします。
この「エントランスを綺麗にしたい」というのは顕在ニーズですが、この中に潜在ニーズが隠れています。
エントランスを綺麗にする事で、「マンションの評判を良くし、入居者を増やしたい。」とか「家賃を上げたい。」などです。
入居者を増やしたかったり、家賃を上げたいという無意識な思いが根底としてあるけれど、その悩みは往々にしてはっきりと自覚出来ていないことが多いです。
このように、自分で気づいていなかったり、気づいていても明確に自覚していないニーズを潜在ニーズと言います。
顕在ニーズを満たす事でどんな付加価値があるのか?という視点で見ると潜在ニーズが見えてきます。
顕在ニーズ
潜在ニーズは隠れたニーズでしたが、こちらの顕在ニーズとは直接的なニーズの事。
悩みや欲しいものが自覚出来ているので、わかりやすいです。
ニーズに応えていくためにはどうする?
あなたがもしエアコン清掃の仕事をしているとして、ニーズに応えていこうと思えば、それぞれのニーズによって訴求方法が違ってきます。
例えばですが、エアコンを清掃したいと思う人の顕在ニーズは、エアコンを清掃する事で快適に過ごしたいとします。
この場合、宣伝文句は単純に価格訴求だったり、エアコンをピカピカに綺麗にします。などの直接的なものになるでしょう。
次に潜在ニーズを考えてみます。
多くの対象者がいるので潜在ニーズは単純にひとつだけではありません。
エアコンを清掃したいという人の中には、どのような悩みが隠れているのかを想像してみることから始めます。
その人達の中には「彼女と二人暮らしを始めるから、かび臭いエアコンを清掃して嫌われないようにしたい」とか「エアコンを清掃することによってエアコンを長持ちさせたい」などの顕在ニーズがあるかもしれません。
前者の場合だったら「エアコン内部のニオイ除去」といった宣伝文句が効果的に使えるでしょうし、後者の場合だと「エアコンを清潔に保つことでエアコンに負担が掛からず長持ちします」といった言い回しが出来ます。
このように、顕在ニーズのような直接的なニーズだけではなく、その先にある顕在ニーズを考えて、そのニーズに応えるためにはどうする?という視点で考えるクセを付けていくことが、ニーズに応えられる人になっていきます。
まとめ
このように見込み客のニーズに応えるという視点を持ってビジネスに臨むことが、成功への第一歩です。
見込み客が何を欲していて、そのためには何が出来るのか?
この視点を意識してみてください。