こんにちは武田です!
今回はビルクリーニング技能士の資格についてお話していこうと思います。
ビルクリーニング技能士は厚生労働省が認定するれっきとした国家資格です。
清掃業に関わる人たちにとっては、メジャーな資格で、保持しているとクライアントからの信頼性を担保できるといったメリットがあります。
信頼される清掃業者として認められるためにも、ビルクリーニング技能士の資格取得を目指すのも有効な手段です。
ビルクリーニング技能士の資格の概要
ビルクリーニング技能士は、公益社団法人・全国ビルメンテナンス協会が試験を実施しています。
ビルクリーニング技能士(ビルクリーニングぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(公益社団法人全国ビルメンテナンス協会)が実施するビルクリーニングに関する学科及び実技試験に合格した者をいう。
出典:ウィキペディア
試験は年に1度行われ、実務での経験が必要となるのも一つの特徴です。
受験資格 |
|
3級 |
ビルクリーニング業務に従事している又はしようとしている人 建築物衛生管理科の職業訓練指導員免許を持っている人 |
2級 |
2年以上の実務経験を有する人 3級の技能検定に合格した人 建築物衛生管理科の職業訓練指導員免許を持っている人 ビルクリーニングに関する短期仮定の普通職業訓練で総時間700時間以上のものを修了した人で、1年以上の実務経験を有する人 |
1級 |
5年以上の実務経験を有する人 2級の技能検定に合格した人で合格後に1年以上の実務経験がある人 3級の技能検定に合格した人で合格後に3年以上の実務経験がある人 建築物衛生管理科の職業訓練指導員免許を持っている人 ビルクリーニングに関する短期仮定の普通職業訓練で総時間700時間以上のものを修了した人で、4年以上の実務経験を有する人 |
また、試験は学科と実技に分かれていて、等級によって内容が違います。
次の項目で級ごとの内容を表にしています。
ビルクリーニング技能士の等級別試験内容
ビルクリーニング技能士には技能レベルによって複数等級があり、取得難易度がそれぞれ違います。
ビルクリーニング技能士の等級
- 基礎級
- 3級
- 2級
- 1級
基礎級
基礎級は外国人技能実習生を対象としているので、私たち日本人がこの資格の取得を目指すのは3級~1級となります。
3級
習得までの期間の目安 | 2年 |
習得内容 |
資材・機材の準備 消耗品の補充 作業導線の確保 |
作業範囲 |
日常清掃 中間清掃作業 定期清掃作業 機械の扱い方・点検と補修 |
2級
習得までの期間の目安 | 3年 |
習得内容 |
資材・機材の準備 消耗品の補充 作業導線の確保 人員配置 |
作業範囲 |
日常清掃 中間清掃作業 定期清掃作業 臨時清掃作業 機械の扱い方・点検と補修 より専門的な点検のためのメーカー依頼 |
1級
習得までの期間の目安 | 5年 |
習得内容 |
資材・機材の準備 消耗品の補充 作業導線の確保 人員配置 |
作業範囲 |
日常清掃 中間清掃作業 定期清掃作業 臨時清掃作業 建物用途別清掃作業 機械の扱い方・点検と補修 より専門的な点検の為のメーカー依頼 |
合格率
ではビルクリーニング技能士の合格率はどうなっているのでしょう。
全国ビルメンテナンスが公表しているデータによると、合格率は平均して50%から60%で推移しているようです。
国家資格ですので、ある程度の難しさがあります。
でも本気で取得を目指すのなら、努力次第で充分可能なレベルです。
まとめ
ビルクリーニング技能士について解説しました。
この資格は清掃業者として、より上を目指すにはもってこいの資格で人気や認知度もあります。
そのため、クライアントさんから評価もされやすい資格です。
自分の能力に自信がある人は1級を目指してみてはいかがでしょう?