今回は私も保持している貯水槽清掃作業監督者の資格について解説していきます!
僕たち人間は水がないと生きていけないので、生活水を貯めておく貯水槽清掃は必ずニーズがあるお仕事です。
従って、貯水槽清掃作業監督者は持っていると、仕事の幅も広がってくるのでおすすめの資格となります。
貯水槽清掃作業監督者の資格概要
貯水槽清掃作業監督者は、その名の通り保持していると貯水槽清掃作業の監督が出来るという資格です。
受験資格
次のいずれかに該当するものです。
①学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく高等学校若しくは中等教育学校又は旧中等学校令(昭和18年勅令36号)に基づく中等学校を卒業した後、2年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者
②5年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者
③1.と同等以上の学歴及び実務の経験を有すると認められる者
(注意事項)
上記実務に従事した経験とは、正社員としての実務であり、 アルバイト・パート等は含まれません。
中等教育学校とは、中等普通教育(中学校)並びに高等普通教育及び専門教育(高等学校)を一貫して施す修業年限6年の学校です。(学校教育法第63条及び65条)
難しく言っているので簡単にいいますと・・・。
- 中学を卒業して2年以上の貯水清掃の業務の経験があればOK
- 学歴がなくても5年以上貯水槽の業務の経験があればOK
- 学歴がなくて2年以上の貯水清掃の業務の経験がなくても、それと同じ位の能力があると認められればOK
このどれかに該当すれば受講資格があるという事になります。
難易度
貯水槽清掃作業監督者の資格試験の難易度の合格率は100%です。
真面目に受講しなかったり、何も勉強しなかったりといった事がない限り、必ず受かる資格試験となります。
受験内容
新規受講か再講習かによって、変わってきます。
新規受講
- 建築物環境衛生制度(2時間)
- 給水衛生概論(7時間)
- 建築設備概論(給水設備関係)(5時間)
- 作業の安全管理(2時間)
- 貯水槽清掃各論(12時間)
- 試験(1.5時間)
計29.5時間
再講習
- 建築物環境衛生制度(1.5時間)
- 建築物衛生における動向(1.5時間)
- 給水衛生概論(3時間)
- 建築設備概論(2時間)
- 貯水槽清掃各論(3時間)
- 試験(1時間)
計12時間
受講料
こちらも新規で受ける場合と、再講習の場合で違います。
メモ
- 新規受講 52,000円
- 再講習 35,000円
更新から6年経つと、再受講を受けるように決まっていますが、受けなくても罰則等はないようです。
貯水槽清掃作業監督者があれば出来る事
実は貯水槽清掃作業監督者の資格がなくても、作業自体は出来ますが、この資格を持っていると持っていないとでは、信頼感がまったく違ってきます。
やっぱり水というものは、われわれ人間にとってとても大切なもので、しっかりと資格を持った人に作業を任せたいと考えるクライアントさんは多いです。
こちらから貯水槽清掃作業監督者の申込書のダウンロードができます。
https://www.jahmec.or.jp/koushu/chosuisou.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
貯水槽清掃作業監督者について解説しました。
あなたがもし建物の清掃をしているだけなら、貯水槽清掃作業監督の資格を持つことで、そこに付随する貯水槽の清掃のお仕事も頂ける可能性も増えるので、持っておいて損のない資格だと思います。
参考になれば幸いです。