どんなに気を付けていても発生してしまうもの。それがトラブルです。
もちろんそれは僕たち清掃業についても言える事で、働いている中で予期せぬトラブルが発生することもあります。
「清掃業者を探しているけど、トラブルの元となるリスクについて知りたい」
「清掃業に興味があるけど、仕事の中でどんな問題が起こりえるのか?」
このように思っている方に役立つと内容だと思います。
という事で今回は、清掃業でどのようなトラブルが起こってしまうのかを解説していきます。
清掃業のトラブル事例
実際に僕が清掃業を営んできた経験も含め、よくあるトラブルは以下のようなものです。
依頼主とのトラブル
実際に清掃を頼んできた依頼主とのトラブルが一番起きやすいです。
ほとんどの場合
- 価格面
- 作業内容
の2つがトラブルの元になります。
だいたい作業前に現場をみて見積もりを行ったあとに作業に入るのですが、見積もり時に想定できなかった作業などが見つかった場合には、どうしても見積もり価格よりも高く請求しなければならないケースもあります。
そういった場合、ご納得されてお支払いしてくれる方がほとんどですが、中にはそうではない方もいらっしゃいます。
このようなトラブルを防ぐには、見積もりをいいかげんにせずに、しっかりと取ることであったり、見積もり段階で予見できなかった作業が発生する事がわかった時点で、依頼主への確認を怠らないといった事で防げます。
作業内容でのトラブルは、依頼主が「ここまでは綺麗にしてくれるだろう」と思っている事が、こちらの作業内容に入っておらず手付かずで当然、その後にクレームとなる。といったケースがあげられます。
これも見積もり時に依頼主にしっかりと作業内容をお伝えして、確認を取るといった事で防ぐことができます。
こういったトラブルは、ほとんどがコミュニケーション不足によるものなので、その辺を意識するとグッと減らす事が出来ます。
周辺住民とのトラブル
作業にあたっては、水を使ったり、洗剤を使ったり、機械を使ったりしなければなりません。
それが元で周辺の住民から、水が飛んできた、音がうるさいなどとクレームが出る事もあります。
こうしたトラブルを防ぐには、清掃に入る日時が決まれば、その旨を告知するために張り紙をしたり、清掃中である事がわかるように看板などを建てかけておく事です。
告知はビルやマンションの管理会社がしてくれる事がほとんどですが、任せきりにせずにこちらでも気を付けるようにした方がいいです。
また、作業中に住民に会う事があれば挨拶をしっかりとする事も忘れないようにしたいですね。
業者間でのトラブル
価格面や、清掃内容に不満があり、これまでの業者から他の業者へと変更する場合があります。
変更された側が快く思わず、それが元でトラブルに発展する事もありました。
清掃中に前の業者さんから、嫌味を言われたり、現場を汚されたりといった事です。
こちらには落ち度はありませんし、これは稀なケースです。ほとんどの業者さんはそんな事はしないと思います。
しかしながら、こういったトラブルが起こってしまったら喧嘩腰にならず、毅然と関係各位に相談して冷静に対応する事が求められると思います。
作業中のトラブル
作業中に一番よくあるトラブルは、建物や備品の破損があげられます。
例えば
- オフィスビルの清掃中にパソコンの上に物を落としてしまい破損してしまった。
- ハウスクリーニングで強い洗剤を使ってしまい、床が色落ちしてしまった。
- ポリッシャーを回していて、建物の壁に当たってしまい、壁がへこんでしまった。
のような事です。
こういった時に一番まずい対応は、黙って知らんぷりするという事です。
もし、何かを破損してしまったらすぐに報告し、謝らなければなりません。
「高額な請求をされたらどうしよう」
「怒られるのがいやだな」
と考えてしまうのは、仕方ありません。その気持ちはすごくわかります。
ですが、もし黙っていてバレた時にはただでは済みません。
誰しも失敗はあるので、正直に報告すればきっとわかってくれます。
わかってくれなくても、僕はそんな人が好きですし、認めます!
まとめ
いかがでしたか?
清掃業で起こり得るよくあるトラブルについていくつか紹介しました。
トラブルというものは、どんなに気を付けていても起こるときは起こるもの。
ですが、仕事に対して真面目で正直に向かい合っていると、その確率を大きく下げる事が出来ます。
清掃業は何かを綺麗にする仕事ですので、あなたの心も綺麗な状態にしておいて欲しいと武田は思っています!
今回の記事が何かの参考になれば幸いです。